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2009年7月 6日 (月)

タイムドメインmini改造 Yoshii9風 その2

先日改造したタイムドメインminiで試聴実験を行いました。

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アンプにはパイオニアのAVアンプ VSX-D912-Nを使います。

私がホームシアターに愛用しているアンプです。

たまに2チャンネルのピュアアンプとしても使っています。

対照実験に使うスピーカーはONKYO トールボーイスピーカー D-308E(ペア)

ペアで3万円を切る低価格ながらなかなかの実力です。

小さなボディから信じられない低音を響かせます。

ちなみにリアスピーカーには YAMAHAのNS-4HXというホームシアター用のスピーカーを愛用しています。ペアで8万円ほどでした。

たまにリアとフロント入れ替えて遊んでいます。

さて、AVアンプにタイムドメインmini改アンプレス(以下mini)をつないで試聴します。

床はフローリングの上にコルクマットを敷いています。

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例の紙筒3個を床に直置き。

吸音材としてリプトンのティーバッグ(使用済みです)を1個ぶら下げました。

これですとかなり床に響きます。

音量はマイナス40デシベル。ちなみにAVアンプの最大出力は100ワットです。

音はよいのですが、籠もった感じが強く出ます。

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ティーバッグは三角テトラタイプです。

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バスレフ代わりにいつもの割り箸を挟んでみました。

籠もり感が改善されます。

やはりバスレフタイプの方がよいようです。

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紙筒を6段重ね。割り箸バスレフ。ティーバッグ2個に増強です。

筒の共鳴が美しく、籠もり感が改善されます。

かなり聞きやすいスピーカーです。

このまま商品化してもけっこう人気が出るはずです。

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おそらく市販品のペアで5~6万円のスピーカーには勝てるのではないでしょうか?

天井に向かったスピーカーは曲の好みによってはとてつもなくマッチします。

管楽器の響きは特に優秀です。

筒を塩ビ管+フェルト吸音で作ったり、

Yoshii9のように円柱の底部を浮かせて毛足の長いカーペットの上に立てたりすれば

さらに良くなると推測されます。

同じものをへやの4隅に4本立てれば素晴らしい癒し空間になると思います。

問題点をいくつか。

1.安定性の問題

紙筒を使ったこともあり、かなりのトップヘビーです。

重心一番上にありますのですこぶる不安定です。

長く使うのであればYoshii9を見習って安定した土台を作るべきでしょう。

それは音質のさらなる改善にもつながるはずです。

2.音量を上げられない。

今回、ホームシアター用途に使えないかと思い、音量をマイナス30デシベルにまで上げてみました。

ユニットからジリジリと異音がして限界でした。

通常のご家庭ではここまで音量を上げることはないかもしれませんが、

部屋を閉め切って大きな音でアメリカのアクション映画を観る私には力不足です。

低音・重低音はヤマハ センタースピーカーNS-C525-MC

YAMAHA サブウーファー YST-SW1500があるので高音だけきれいになってくれればよいのですが、miniでは他のスピーカーに音量を合わせることが出来ません。

やはりminiはピュアオーディオとして使うのが良いようです。

筒の考え方の一つとしてこういう形のものを考えています。

「音を上へ向けて放つ」ということにとことんこだわりたいのです。

これを組み合わせてスピーカーユニットも円柱の底部も

両方を天井に向けたいのです。

そしてこのU字型塩ビ管+miniのスピーカーを足もとに置いて音楽を流す。

どこで鳴っているのかわからない不思議な空間。

既に塩ビ管スピーカー自作派の方が試してらっしゃるでしょうが、

私は、本来それだけで完結するminiの筐体を塩ビ管に組み合わせることによってより豊かな音を追求してみたいと考えているのです。

 

2009年6月27日 (土)

TimeDomain mini タイムドメインmini 改造 その2 Yoshii9風

タイムドメインminiをまた改造してしまいました。

カーオーディオ用に使う予定でヤフオク購入したタイムドメインminiですが、

今回はYoshii9風改造です。

改造の手順は次の通りです。

まずいつものようにアンプレスにする。

細い線をユニットから直接アンプへつなぐ

円柱の上に載せてユニットを天井へ向ける。

円柱の長さを変化させて音質の変化を聴き比べる。

というものです。

今回の仕入れ値は落札価格3600円+送料900円で4500円もかかっています。

いい音で鳴ってくれなければ悔やまれる投資です。

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今回の献体。富士通のOEM版です。

中身は市販のtimedomain miniです。違いはロゴとACアダプターのメーカーだけです。

富士通OEM版は富士通製のACアダプタ。

timedomain純正は無名中国製ACアダプタ。

仕入れるなら富士通OEMの方が安心でしょう。

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全面4本のネジをはずします。

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4~5セントと長いネジがプラスティックに刺さっています。

締め戻すときには受け側がプラスティックであることを念頭に置いて締めて下さい。

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パッキンを破らないように注意してはずして下さい。

破っても問題ありませんが。まあ、せっかくですから。

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4本のネジをはずすとユニットが見えます。

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中身の構造はいたってシンプルです。由井社長らしいです。

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ユニットに半田付けされているスピーカーケーブルを切断します。

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スタンドの裏側です。私の人差し指のゴムを剥がすと隠しネジが現れます。

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ほらね。左右はずします。

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スタンドを糸鋸で切断しました。ユニットのスピーカー端子には思いっきりハンダが残っていますので、ハンダ吸い取り線で丁寧に古いハンダを吸い取ります。

音質に大きな影響が出る部分ですから念入りに行います。

私はオーディオ用超高級銀ハンダで接続。絶縁チューブをかぶせます。

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個人的に音質に大満足している共立電子24AWG線を取り付けます。

赤がプラスです。

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吸音材はフェルトです。真ん中の穴にケーブルを通します。

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こんな感じです。

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忘れてましたがここでパッキンを付け直しておきます。

パッキンの穴と筐体の突起を合わせていくだけなので簡単です。

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ユニットを筐体後部に載せるとこうなります。

筐体全部をフタのように載せてネジで締め戻します。

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見事な卵形。宇宙船のようなPOD型です。

いかにも良い音がしそうな形です。

先日

テレビのタモリ倶楽部で塩ビ管スピーカーをやってましたよね。

あの影響でどうしても円柱型のスピーカーを作りたくなったのです。

今回、筒に使用するのはこれです。

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なにかおわかりでしょうか?硬い紙で出来ています。

答えは「ロール紙の芯」です。

会社でラベル印字(ラベルプリンター)で使っているロール紙の使用済みの芯です。

直径 内径7.5センチ、外径8.5センチ (つかり厚さ5ミリ)長さ10センチ3ミリです。

同じものが12個ありますので最大で6個ずつ使用できます。

この円柱の上にtimedomain miniを載せて鳴らしてやろうというのが今回の主な目的です。

本当はホームセンターで塩ビ管を買ってくるはずでしたが、失敗してがらくたになるのがもったいなくて廃品利用です。

う~ん、時代はエコですからねえ。

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最初は背圧を筒の中に逃がさない、普通の聴き方をしてみました。

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音を出してみました。

うんうん、さすがにtimedomain。良い音です。とても4600円とは思えません。

私のメインスピーカー バックロードホーン D-10 バッキーにはかないませんが

コストパフォーマンスとても高いです。

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割り箸ブリッジで音の逃げ場を作って実験です。

まず、3個使用。筒の長さは約30センチ

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最高で6個。筒の長さは約60センチ。

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机にモロ響いていましたので吸音材としてティッシュを敷きました。

では感想を書かせていただきます。

筒の長さによる違いはほとんどありません。

筒を触ると響いています。

筒の中に吸音材を入れていませんので筒の中で反響・共鳴しているのかもしれません。

割り箸ブリッジを使っても机にビリビリ震えが伝わっていましたのでかなりの背圧が出ているのでしょう。

肝心の音ですが、悔しいことにものすごくいいです。

サラブライトマンのオペラ座の怪人などはバックロードホーンよりも上かもしれません。

共鳴を利用して聴かした方が良い曲には全然かないません。

荘厳なホール感を出す曲、ゴスペルなどはmini改Yoshii9風の圧勝でしょう。

そして、このスピーカーは顔より少ししたにユニット部分が来る高さだと最高に良く聞こえます。

6個つないでユニットを載せたときに目の前に立つと丁度私のアゴくらいの位置にユニットの上面が来ます。

ユニットと円柱全体をスピーカーと呼ぶとすると、

スピーカー全体がなっている感じです。

そして立ち位置を買えても部屋の中ならどこにいても同じように聞こえます。

Timedomain社が得意とする無指向性スピーカーになっています。

この顔より少し下にユニットが来るときのこのスピーカーの実力は恐ろしいです。

聴き疲れのない包み込むような音です。

おそらく共鳴の性だと思いますし、曲を選ぶでしょうが、はまったときはすごく心地良いです。

今後の展開

今回は吸音材や筒の下の処理など何もしませんでした。

Yoshii9の場合は筒の下にムートンなどの毛足の長い吸音材を敷いています。

ユニットの大きさ、筒の直径などもあり合わせですので適当でした。

もう少し煮詰めてセカンドシステムに育て上げたいと思います。

余韻を楽しむ楽器には今現在でもこちらのスピーカーの方が上です。

科学的な、理論的な根拠は何もありませんがオーディオを楽しんでいる私自身の好みでのみ決めることですのでこれでいいとします。

面白いアドバイスがございましたら是非歩願いいたします。

2009年5月26日 (火)

TimeDomain mini タイムドメインmini 改造 アンプレス化

楽天でタイムドメインmini を購入しました。

早速iPodにつないで音を出しました。

うんうん。噂どおり滑舌の良い発音。

とても聞き取りやすい。英会話の練習に採用されるのも頷ける。

それに部屋の隅々にまで音が届く。

18900円は高いか?安いか?

といわれると、今のところ、正直に言うと高いと感じます。

テレビやパソコン用途では十分ですが、オーディオファンを満足させる音質ではありません。

音に広がりがないというか、伸びやかさや余韻が感じられないのです。

何か、ハキハキと正解だけ述べる優等生のようなイメージ。

「これが由井社長の商品?タイムドメイン理論?」

いくら素晴らしい理論でも肝心の音楽がダメでは文系の人間は納得させられません。

思い切って改造することにしました。

といってもいきなり新品を実験台にする勇気はありません。

そこでヤフオクで中古を仕入れて手を入れることにしました。

ヤフオクを見ていると家宝だけ音が出る、とかガリがひどいなどの不具合が多いようです。

私の推測が正しければ内蔵のアンプを取り外して外部アンプから直結すればこのスピーカーの性能を知ることが出来ます。

では取りかかりましょう。

改造前にスイッチを入れてみましたが右だけ、左だけしか音が出ません。

しかも小さな音しか出ませんしガリ、バリバリがひどく雑音しか聞こえません。

ジャンクもいいところです。

私のように改造する人にしか用のない代物です。

しかし、これには19000円のパフォーマンスを秘めているのです。

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富士通のOEMなのでスピーカーガードが付いています。

躊躇せずこのちゃちなガードを取り外します。なんと穴に突っ込んであるだけのセットです。

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しかし、なかなか汚れています。中古なので仕方がありませんがきれい好きの私には我慢できません。

バラしたあとで徹底的に洗う予定です。

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これがスピーカーユニット。中国製です。

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フルレンジということです。安っぽい・・・。

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スピーカーユニットを固定するスタンドです。バッフルと呼べるかどうか。

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スピーカーユニット以外のほとんどはプラスティックです。

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筐体の後ろ半分です。

やはりプラスティックのボディに吸音材が付けられています。

この卵形にタイムドメインのノウハウがあるのだそうです。

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筐体の前半分。

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そこから見たところです。

写真の向かって左側のゴムをめくると隠しネジがあります。

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薄いパッキンを破らないようにしましょう。

破っても代用は簡単でしょう。

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先ほどの隠しネジをはずして底部分をバラします。

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右側だけアンプが内蔵されています。

基板が入っていますがこれも中国人が手作業で半田付けしたことが伺えます。

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かなり安そうな部品です。オーディオグレードのものではないようです。

これでは良い音が出るはずがないですね。

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写真中央ネジの下に東芝製のオペアンプがあります。

国内では安物のラジオに使われているものだそうです。

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基板の裏側はこんな感じ。

ハンダの大きさがまちまちですね。私がやった方が断然上手です。

太極拳をやっているので中国文化には敬意を払っていますが、

この基板はあまり丁寧な作業には見えませんね。

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コードは何故か丸結びされているところが一カ所あります。

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もともとすごくチープなコードを使っているので変色や変形が激しいです。

完全にバラしたので洗剤でじゃぶじゃぶ洗ってきれいになりました。

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天日干ししてカラカラに乾きました。

まずスピーカーユニットか無駄な配線をはずします。

古いハンダも吸い取ってしまいます。

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きれいに吹き上げます。清潔第一!!。

幸いにもユニットは劣化が無く良いコンディションです。

使用頻度が少ないモノだと思われます。

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組み上げはとても簡単です。

スピーカーユニットにスピーカーコードを半田付けすること以外、

全部ねじ回し一本で出来ます。

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乾電池で極性を調べたところ、この画像向かって左がプラス、右がマイナスでした。

プラスに赤、マイナスに黒いコードを半田付けします。

スピーカーケーブルは、由井社長の方針に添ってノーブランドの細めの線を使用しました。

由井社長はベルデンがあまりお好きではないようですのであえて使いませんでした。

スピーカーケーブルを半田付けしたら筐体を元に戻していきます。

スピーカーケーブルはユニット裏側の穴から出しました。

実はこの穴はバスレフポートだと思っていましたが、

タイムドメイン社はバスレフポートではない、という見解だとお聞きしましたのでこの穴を使いました。

あまり太いケーブルを使用してこの穴をふさいでしまうと温室に悪影響が出る可能性もあります。

自己責任で実験してみて下さい。

あっという間に完成。

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良く洗ったので汚れが取れて気持ちいいです。

中古なので小キズは多いですが見た目はそんなに悪くありません。

では早速音を出してみましょう。

TU-870R(真空管アンプ)にスピーカーケーブルをつなぎます。

iPodを使って青山テルマをかけてみました。

「うわっ!!」と驚く大変身です。

当然ながら雑音は一切消えました。

伸びやかで柔らかく繊細、それでいて元気の良い音楽を奏でます。

ノーマルの18900円の新品と聞き比べましたが、このアンプレスの法が断然上です。

新品のアンプ内蔵が18900円ならこちらのアンプレスには3万円近い値打ちがあるでしょう。

どうしてこんなにちゃちな作りのスピーカーからコン青戸が出るのか不思議です。

青山テルマ、押尾コータロー、KENNYG、バッハなどいろんな音楽を聴いてみましたが

大満足です。

これなら高級オーディオを脅かせるでしょう。

ユニットの大きさどおり低音は弱いのでしょうが、私のように弦楽器、ピアノ、女声を好む人には十分ではないでしょうか?

う~ん。新品も改造しようかなあ~~~。

いやあ、うまくいったなあ。

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